「美容・コスメブログで稼ぎたい」——そう思って、私は2023年から美容系ブログを運営してきました。
成分レビュー、ランキング記事、比較記事……毎月20本以上更新し、アクセスと収益は右肩上がり。
しかし、2024年11月。Google Search Consoleに突如現れた「手動による対策(価値のない質の低いコンテンツ)」という通知。
この記事では、手動ペナルティを受けた経緯、失敗したアフィリエイト運営の実態、そして解除までの徹底対策をお話します。
Contents
結論(先にまとめ)
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アフィリエイト偏重+テンプレ記事量産が原因でペナルティ
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自分で使用・検証した商品のみ掲載し、全記事を再構成
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体験レポートや「使い比べの記録」でオリジナリティ強化
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再審査リクエスト2回目で解除 → 現在はPVと収益も回復
手動ペナルティの通知と初期の運営状況
当時のブログ構成:
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成分や効果は他サイトから引用・要約
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商品の使用経験がなくてもレビュー記事を作成
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「おすすめ××選」系の記事にAmazon・楽天・ASPのリンクを大量挿入
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写真はフリー素材中心で、自分の実体験はゼロに近かった
そんな中、Search Consoleに以下の手動対策が届きました。
「このサイトには、ユーザーに付加価値を提供していないコンテンツが含まれています」
具体的な改善策:再構築のプロセス
1. 記事の全面見直し(計92記事)
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使用経験のない製品レビュー → 全削除(38記事)
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「5選・10選」などのランキング系記事 → 残す場合は体験をもとに大幅修正
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「使った人のリアルな声」 → 自分や知人の実際の感想を掲載
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各記事の冒頭に「使用期間」「肌質」「目的」を明記
2. 写真・図解をすべてオリジナル化
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実際に使った化粧品をスマホで撮影(開封写真、使用前後の比較など)
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Canvaで自作図解:「朝のスキンケアルーティン」「使用ステップ」など
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ストックフォトを一部削除し、生活感ある画像を使用
3. 体験コンテンツの追加記事を投入
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「○○クリームを1ヶ月使ってみた」シリーズ(全5本)
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「30代敏感肌が選ぶ、崩れない日焼け止め」など、属性×悩みベースの記事
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「2つを比較検証して分かった意外な違い」など一次情報を中心に
再審査リクエストで伝えた内容
1回目:
修正はしたが、再審査文が簡素で却下。
2回目(通過):
次の情報を添えて提出し、7営業日で解除通知を受け取りました。
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すべての修正記事URLと改善内容をGoogleスプレッドシートで整理
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削除記事、比較記事、体験記事の分類
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今後の方針(「体験+一次情報中心」にする)と運営体制
ペナルティ解除後の変化
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再掲載された記事は検索順位が徐々に復活
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SNS経由のアクセスも増加
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ASP側からも提携希望のオファーが来るように
今では、「自分の肌で確かめたレビューだけを書く」ことを信条に、運営を継続しています。
まとめ:読者とGoogleが求めているのは“リアルな声”
Googleは「役立つコンテンツ」を求めています。
それはつまり、“他の誰かの言葉ではなく、自分自身が使って、感じて、発信したもの”です。
アフィリエイトは悪ではありません。でも、「報酬目的だけの文章」になったとき、信頼も順位も失うのです。
手動ペナルティを受けた美容ブロガーへのアドバイス
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実体験なしのレビュー記事はリスク高
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写真・比較・肌質・目的の明記が信頼性を上げる
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「悩み」→「使ってどうだったか」→「結果」の3段階構成を意識
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再審査では“どこがどう変わったか”を数字と実例で説明すること