2008年12月に韓国で当時8歳の女の子が男に誘拐されたナヨン事件。
あまりにも残酷な事件なので今でもネット上で語られている事件です。
ナヨン事件の詳細は?
ナヨン事件の犯人の判決は?
犯人の男と被害者の女の子は現在どうしている?
ナヨン事件に関する事や犯人そして被害者の女の子のその後をまとめてみました。
Contents
ナヨン事件の詳細と犯人について
また交際相手8歳女児に双子の25歳が強制性行で逮捕。ナヨン事件を知ってますか?8歳の子をレイプ性器と肛門は裂け脱腸し内臓は壊死 肛門と膣の80%を失った事件。子供は性器も未発達で膣と肛門が裂け内臓も壊され妊娠不可になる事もある。日本は詳しく報道できないだけ それでも庇う奴は人間じゃない
— 観音菩薩 (@sinkakira) February 20, 2020
ナヨン事件は2008年12月に韓国の京畿道安山市檀園区で当時8歳の女の子が男に誘拐され性暴行された事件。
ナヨンというのは被害者の仮名ですが、韓国では被害者の名前を出すというのはどうなのかという批判から現在は加害者の名前であるチョ・ドゥスンを用いて『チョ・ドゥスン事件』と呼ばれています。
この事件は当時56歳だったチョ・ドゥスンが酒に酔ったまま教会の前の路上で学校に登校中だった被害者の女の子を見つけ『教会に行かなければならない』と言って教会のトイレに連れ込み行われた事件。
性器を露出し、舐めるように要求したが拒否されると頭部を殴るなどし、児童が泣き出すと首を絞めて気絶させた。ドゥスンは肛門性交などで射精した後、発覚を恐れて便器で使う器具を児童の肛門に入れて精液を吸い取ったため、脱腸するなどして内臓が壊死した。
また頭部なども水道水で洗ったため、視力低下と鼻腔炎、内耳炎を引き起こし、ドゥスンは水道水を流しっぱなしにしたまま児童を放置し立ち去った。
引用元(Wikipedia)
この犯行により女の子は全治8週間の怪我と、肛門と膣の80%を失うなどの身体障害を負ったことで韓国もそうですが日本でも残酷な事件として今でも語られています。
ナヨン事件により市民が犯人を地獄へと怒っている
ナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンが逮捕されたあとに収監されているソウル・九老区南部刑務所の入口付近には『チョ・ドゥスンを地獄へ』『チョ・ドゥスン死刑』といったプラカードを持った市民やYoutuberなどがいて怒りが収まらなかったようです。
興奮した市民たちは車の後を追いかけながら、車を足で蹴ったり、卵を投げたりするなど、事故が懸念される状況がしばらく続いた。車はそこをなんとか抜け出し、彼の居住地である京畿道(キョンギド)安山(アンサン)市に向かった。
引用元(文春オンライン)
これだけ残酷な事件を起こし被害者の女の子に一生モノの傷を負わせた罪は償う事が出来ませんからね。
ナヨン事件の犯人の判決は12年の懲役刑
【閲覧注意】韓国最凶の幼女強姦「ナヨン事件」が許せない ― 8歳女児の肛門・膣・内臓の80%を破裂、精子吸引で…前科17犯の鬼畜! https://t.co/Fkz8Nl1QnF
— トカナ/TOCANA 知的好奇心の扉【公式】 (@DailyTocana) March 27, 2019
ナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンにはどのような判決が下されたのか?
2009年1月9日に強姦傷害罪で起訴され3月4日に無期懲役を求刑されたのですが、3月27日に酒酔減軽によって、泥酔状態による心身微弱が情状酌量され、一審判決で懲役12年を宣告されたそうです。
チョ・ドゥスンに言い渡された判決の詳細は12年の懲役刑、電子足輪7年、身元公開5年の刑であったようです。
電子足輪というのはあまり聞き覚えがないと思いますが、詳細は
電子足輪とは、韓国で2008年に導入された罰則で、殺人、性犯罪などの重大事件を起こし、再犯の可能性が高いと判断された場合、犯人はGPS機能の付いた足輪を装着され、24時間監視される。
引用元(文春オンライン)
これに関し罪が軽すぎるという市民の怒りもあったようですが、当時の法律ではこれが最高の量刑だったそうです。
そしてチョ・ドゥスンは前科17犯で1983年8月9日にも強姦致傷罪で懲役3年の刑に服していたそうで、同じようなことをまたやっているのでバ〇は死ななきゃ治らないって話なんですけどね。
犯人のチョ・ドゥスンの被害者は74人
ナヨン事件の加害者は前科17だった
過去に強姦事件も起こしている
この犯罪は防げたのでは?
もちろん集団登校では無く死刑、終身刑、去勢手術で— —– (@momoomo22) March 3, 2019
前科17犯のチョ・ドゥスンがまたまた犯罪を犯しこのような判決で終えた市民の怒りは収まらなかったようで暴動にも近い事が起きていたようです。
そもそもチョ・ドゥスンとはどんな人物なのか?
チョ・ドゥスンはソウル市郊外の短大で情報通信を専攻していて成績は優秀でボランティア活動もしていたようです。
しかしその反面で『n番ルーム』とサイバー上に作られた複数のチャットルームを運営しルームでは女性の性的写真や動画を流布していたようです。
ここでは女性に便器の水を飲ませたり虫などの異物を入れたりと過激な映像があったようで入場料を20万ウォン(約1万8000円)から最大150万ウォン(約14万7000万円)に設定していたそうです。
このことからナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンの被害者は他にもたくさんいる事が分かりますし確認されただけでも74人と言われています。
その中には14歳から18歳の未成年の女の子も結構な人数がいたようです。
ナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンは現在も監視下
ナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンに下されたのは懲役12年、電子足輪7年、身元公開5年の刑と言う事を説明しましたが、懲役12年という刑期は2020年の時点で満了して現在(2023年)は出所しています。
しかし被害者への接近禁止児童施設への立ち入り禁止、外出制限、飲酒禁止が適用され、居住地の半径1km内の監視カメラの増設が発表されています。
水原地裁安山支院はチョ氏に特別遵守事項を命令した。電子足輪装着期間の7年間は、「午後9時から翌日午前6時までの外出禁止」「過度な飲酒(血中アルコール濃度0.03%以上)禁止」「教育施設への出入り禁止」「被害者200m内への接近禁止」「性暴力再犯防止と関連したプログラムの誠実な履修」の5つを守らなければならない。
引用元(文春オンライン)
過去にこれだけ事件を起こしているチョ・ドゥスンに関し再犯の不安を訴える住民の声が僅か4日間で1000件を超えたようで警察も「事実上、再犯の可能性はない」と説得をしているようですが、市民は納得していないそうです。
確かに、過去にこれだけの事件を起こしている犯人がナヨン事件をきっかけに心を入れ替えるとは思えませんからね。
しかし現在(2023年)もチョ・ドゥスンは上記の5つを守らなければならないようでこの期間に関してはまだ安心できるかもしれませんがその後が心配でしょう。
ナヨン事件により韓国では児童性犯罪に対する判決が変わっている
小児性犯罪者チョ・ドゥスンを暴行した20代に拘束令状…「性犯罪に憤慨」=韓国の反応 #事件https://t.co/HjgPc6CKrm
— カイカイ反応通信 (@kaikaihanno) December 18, 2021
ナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンに対する判決が甘すぎると市民の怒りを買ったことから2009年12月に当時の韓国大統領だった李明博氏が中心となり、韓国政府は児童性犯罪に対する量刑を最大50年まで引き上げ公訴時効を廃止することを決定しました。
他にも児童保護区域内に設置する防犯・監視システムのCCTVを拡大することが発表されセキュリティにも力を入れるようになっています。
他にも2010年7月には『性暴行犯罪者の性衝動薬物治療に関する法律』が施行されて19歳以上の性暴行犯罪者に対し薬品投与による科学的去勢を行う法律が生まれています。
さらに2018年には心神耗弱の減刑義務が廃止され泥酔時でも罪が軽くなるということが無くなりナヨン事件により韓国での児童強姦に対する罪が重くなっています。
市民が動いたことで政府が動いた訳で韓国の法律が大きく変わった瞬間でもあります。
ナヨン事件の被害者は現在も精神的苦痛から解放されていない可能性大
ナヨン事件の被害者の女の子は当時8歳で現在(2023年)は20歳を過ぎています。
事件により肛門と膣の80%を失う身体的障害を負ったため一生モノの傷を負っているのが分かりますし何よりも精神的苦痛から解放されていない可能性は高そうです。
被害者の女の子を両親はナヨン事件後に仕事を辞めて生活保護を受けながら女の子の治療に専念したそうです。
しかし保険会社から4000万ウォンの保険金が支給されたことで市からの支援金600万ウォンの全額返金を要求される事態になり返金しない場合は住宅保証金を差し押さえ生活保護も停止すると通知されたそうです。
被害者の両親は市に抗議したそうですが受け入れられず絶望の淵に落とされます。
しかしこれらの情報が報道された事で市に批判が殺到しは支援金の返却要求を撤回し、生活保護も支給し続けることを発表しています。
とは言っても被害者の女の子は10年以上の月日が流れても肉体が元に戻る事は無いので現在(2023年)も精神的苦痛と戦っている可能性は高そうです。
身体が戻っていないので精神面が回復するとは思えません。
被害者の女の子と両親は現在(2023年)もナヨン事件が頭の中に焼き付いているのではないでしょうか。
ナヨン事件は映画化もされている
衝撃的な内容だった
観てて終始苦しかった
怒りを感じた
勿論現実はもっとキツい筈
映画にするにあたって被害者も家族もよくOK出したと思う
ひっくるめて映画的には良い映画だった
そして見終わった後、今よりも
もっと心が強い人間になりたくなった#ソウォン/#願い#ナヨン事件 pic.twitter.com/Iwu1Hf7qWg— なかちゃん★🍊 (@musajyuro) May 15, 2020
ナヨン事件を基にした映画が制作されていて2013年に映画「ソウォン/願い」が公開されました。
この映画はその名の通りナヨン事件をモチーフにして作られ女児暴行事件の被害に遭った女の子と家族の苦悩と再生をテーマに被害者家族が絶望の淵から立ち上がる姿が描かれています。
あらすじはナヨン事件と同じく8歳の女の子が酒に酔った男に暴行されマスコミや世間そして犯人から両親が娘を守るために奔走するストーリー。
怯える娘を両親が守るという心が痛くなるような映画ですが、両親や被害者の女の子が映画化することにOKを出したというのは今後このような事件が起きないようにそして同じ思いをする人を作らないようにといった願いが込められているのではないかと思います。
まとめ
ナヨン事件の犯人であるチョ・ドゥスンは現在(2023年)出所していますが現在も監視下であるのですが、市民からは再犯の可能性などがあり抗議が殺到。
それにより韓国では法律が変わり児童に対する法律が厳しくなったようです。
そして被害者の女の子や両親は今も後遺症と戦っていると思われ、これは一生癒えることはないでしょう。
チョ・ドゥスンが電子足輪装着期間の7年間が過ぎた後また同じことをしないといいですが、過去に同じような犯罪を犯しているので今後再犯の可能性はゼロではないんじゃないかと感じます。